AviUtlでのフォトムービーの作り方

こんにちは創作ウサギブラザーズです。
今回は「AviUtlでのフォトムービーの作り方」というテーマでお話していきます。

この記事の動画版もあるので、もし良かったらこちらもどうぞ!▼

【動画制作】AviUtlでのフォトムービーの作り方【ゆっくり解説】

フォトムービーとは何かというと音楽に乗せて写真や動画を流していく、という形でまとめられたムービーです。
制作される例としてはイベントや旅行の写真をムービーにして見返すのを楽しんだり、
子供やペットの成長を動画にして記録したり、結婚式でのプロフィールムービーに使ったりというものがよく見られます。


凝ったものでなければ作成するのはそれほど難しくなく、写真をより思い出深くできるのでぜひとも制作してみましょう。
では制作の手順に行きます。

・素材を用意する

フォトムービーを制作するにはまず素材を用意する必要があります。
必要なものは写真、動画、音楽、背景、それぞれのデータです。
用意する量は写真の枚数、動画の長さ、音楽の長さにもよります。
例えば音楽がワンコーラスの1分30秒のもので、それに合わせて写真を10枚、写真1枚5秒として50秒、20秒の動画を2本、合わせて1分30秒、といった感じで決まります。


使いたい写真がたくさんあれば音楽を長いものにしたり、複数曲にしたりします。


逆に使いたい音楽に合わせて写真や動画を多めにすることもできます。


もしくはどちらかに合わせて写真を減らしたり、音楽を短縮して調整します。


背景は融通が効くので0でも何枚でも用意して構いません。
ではそれぞれの素材を動画に組み込んでいきましょう。

・素材を動画に組み込む

まずAviUtlを起動します。
導入や基本的な使い方は以前の記事で紹介したとおりです。


拡張画面エリアで右クリックして新規プロジェクトの作成を選びます。
好きな設定でOKをします。ここでは画像サイズ1920×1080、フレームレート30、音声レート44100にしています。


ここに素材を組み込んでいきます。
レイヤーや表示時間の位置はあとから調整できるのでここで組み込む際に厳密にはしなくても問題ありません。
あとからの編集を考えるなら、写真、動画、音楽、背景、テキストをそれぞれ同じレイヤーごとにまとめたり、表示時間を順番にある程度並べてあると楽になります。


素材を組み込みたいレイヤー、表示時間で右クリックをして、メディアオブジェクトの追加から、動画ファイル、画像ファイル、音楽ファイル、テキスト、それぞれを選択して追加します。
追加したらそれぞれのオブジェクトをクリックまたはダブルクリックして、出てきた詳細画面の参照ファイルから組み込むデータを選択します。


データ形式によっては写真や音楽などはメディアオブジェクトの追加を経由せずに、直接拡張画面にドラッグしても組み込むことができます。
素材を全て組み込むことができたら、レイヤーや表示時間を調整します。
オブジェクトの帯をクリックしてドラッグして移動させていきます。
レイヤーの順番は上から背景→写真や動画→テキストの順になるようにしましょう。

・オブジェクトの設定

ここではそれぞれのオブジェクトの設定について説明します。


まず画像オブジェクトの写真です。
設定ダイアログ画面では位置を調整するXとY、サイズを調整する拡大率の設定を主に変えていきます。
トリミングして写真を使いたい場合はプラスボタンからクリッピング効果を設定して不要な部分をカットします。
写真は組み込んだままだと表示時間がだいたい5秒くらいになっています。
オブジェクトの帯をクリックして左右の端をドラッグすることで表示時間を長くしたり短くしたりできます。


次に動画オブジェクトです。
設定ダイアログ画面では写真と同様に位置を調整するXとY、サイズを調整する拡大率の設定を主に変えていきます。
トリミングして動画を使いたい場合はプラスボタンからクリッピング効果を設定して不要な部分をカットします。
動画の表示時間の一部をカットしたい場合は、動画オブジェクトの帯上のカットしたい部分で右クリックをして分割を選択します。
分割した不要な部分を右クリックして削除します。
後半部分をカットするだけなら写真のようにオブジェクトの帯をクリックして左右の端をドラッグすることで表示時間を短くしたりできます。


次に音楽オブジェクトです。
設定ダイアログ画面では特に使う項目はありません。
短い音楽をループして使用するのであればループ再生にチェックを入れます。
音楽の表示時間の一部をカットしたい場合は、動画と同様に音楽オブジェクトの帯上のカットしたい部分で右クリックをして分割を選択します。
分割した不要な部分を右クリックして削除します。
後半部分をカットするだけなら写真のようにオブジェクトの帯をクリックして左右の端をドラッグすることで表示時間を短くしたりできます。
ループ再生にチェックを入れているなら同じ方法で長くすることもできます。


次にテキストオブジェクトです。
テキストについては入れない場合のあるかと思います。
設定ダイアログ画面では写真と同様に位置を調整するXとY、サイズを調整する拡大率の設定を主に変えていきます。
テキスト独自に設定する項目として下の方の文字色、影・縁色を好きな色に設定したうえで、標準文字となっている部分を縁取り文字にします。
テキストの文面は最下段のテキストスペースに直接打ち込みます。
テキストも写真と同様に組み込んだままだと表示時間がだいたい5秒くらいになっています。
オブジェクトの帯をクリックして左右の端をドラッグすることで表示時間を長くしたり短くしたりできます。


最期に背景は画像オブジェクトか動画オブジェクトになるかと思いますが、設定内容は写真や動画と基本は同じです。
動画をループして使用するのであればループ再生にチェックを入れます。
ちなみにそれぞれ設定ダイアログ画面でX、Yの数値で操作する以外にも、メインウィンドウ上でドラッグ操作で位置を操作することができます。

・要点・復習

では最後に復習です。今回は「AviUtlでのフォトムービーの作り方」というテーマでお話してきました。

簡単な流れでいえば
メディアオブジェクトの追加から、動画ファイル、画像ファイル、音楽ファイル、テキスト、それぞれを選択して追加します。
素材を全て組み込むことができたら、レイヤーや表示時間を調整します。
最後にそれぞれのオブジェクトの設定と表示時間の長さを調整していきます。

ここまでお疲れ様でした。
ご読了ありがとうございました。

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