初めての動画台本作りを簡単にするポイント

こんにちは創作ウサギブラザーズです。
今回は「初めての動画台本作りを簡単にするポイント」というテーマでお話していきます。

この記事の動画版もあるので、もし良かったらこちらもどうぞ!▼

【初めての動画制作】台本作りを簡単にするポイント【ゆっくり解説】


みなさんは企画を思い付いた後、撮影を始める前に台本は作っていますでしょうか。
「なんで台本は必要なんだろうか」、「台本を作るのは面倒だ」、「台本なしでも面白い動画になってる気がする!」と思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし実際のところ、台本なしでは完成するまでのプロセスを効率的に進めることが難しくなり、さらに台本なしで撮影して、台本を作ってから撮影したものに比べて面白くすることは難しいです。


私自身5年前から動画制作を開始して、4か月前に開始したチャンネルでもここまでに20本ほどの動画を完成させてきましたが、台本なしではここまで制作することはできませんでした。
しかし必要だからとはいえども、いきなり台本を作るとしてどうすればいいのかわからないということもあるでしょう。
そのためこの記事では、「ご視聴いただいた方が台本を形にできるようにする」、ということを目的として企画を立ててから、台本にするまでのポイントについて説明していきます。

・なぜ台本が重要なのか

さて実際の台本の作り方の前に、なぜ台本が重要なのかご説明します。
この理由がわかっていると台本がより効果的になります。
台本が重要な理由は、

端的に言えば企画のコンセプトが視聴者に伝わりやすくなること、そして動画制作全体の作業効率を上げられることです。

それぞれ説明していきます。
まず企画のコンセプトが視聴者に伝わりやすくなることについては、例えばイラスト初心者がいきなりデジタルイラストに挑戦する、というコンセプトの動画でいきなり「じゃあ描き始めます!」、と言ってもくもく描いてていては視聴者にそのコンセプトは伝わらないでしょう。


ここで導入でのイラスト初心者の力量や、なぜデジタルイラストに挑戦するのか、その結果予想のポイントなどを説明していれば、視聴者にはそのコンセプトの魅力を理解させたうえで、本題の作業場面を見てもらうことができます。


動画は視聴者が理解できてもできなくても流れていきまが、それはコンセプトがしっかりと伝わっているかは別の話ということです。
せっかくいい企画を思い付いて、時間をかけて動画を制作するのにコンセプトが伝わらないのはもったいないのではないでしょうか。
台本を作成することによってどういう段階を踏んで本題に進むことで、コンセプトがうまく伝わるのか検討したうえで、動画を制作することにつながります。


次に動画制作全体の作業効率を上げられることについては、企画の段階ではその動画の内容は大まかなイメージの状態です。
イメージのまま撮影に進んだら、撮影や編集にあたってイメージになかったことや、予想していなかったことが起きて、撮り直しや編集し直しすることになりかねません。
例えば、デジタルイラストに挑戦する動画を撮影したあとに、画面だけでなく手元も撮影しておくべきだったと編集時点で気付いても、撮り直しは難しいでしょう。
イメージから台本の作成を通して動画の完成形をはっきりさせることで、抜け漏れに気付くことができます。
この二つのことが台本が重要である理由です。

・台本のポイント

では台本のポイントに行きましょう。
と、その前に台本作りの前提として企画のコンセプトは定まっているでしょうか。
台本作りは企画のコンセプトを伝える方法を、考えることからまずスタートしていきます。
コンセプトというのは、何か疑問に思うことを検証したり、結果がどうなるかわからないことに挑戦したり、自分の特技や知識を紹介したり、といった動画の内容を誰に向けて発信するかということです。
これがなければそもそも企画段階に戻って一度コンセプトを練ってから台本作りに進みましょう。
例えばこの記事の最後にある動画は、台本作りについての知識を紹介して、動画制作における台本を初めて作る方に、台本作りのプロセスを伝えるというコンセプトの企画となっています。


企画ができたら、あらためて台本の作りのポイントです。
大事なのは、企画のコンセプトを伝えられる流れを作る。動画の初めから終わりの隅々までイメージを作る。この二つです。
それぞれ解説していきます。


一つ目、企画のコンセプトを伝えられる流れを作る。
台本を作る目的である、企画のコンセプトが視聴者に伝わりやすくなるために必要なのがこの流れです。
台本とはいえ最初から最後までキレイな文章で書き出さなくても大丈夫です。
重要なのは流れなので、箇条書き中心にして大事な部分だけ細かく書いたり、絵コンテ方式でイメージを書き出せば十分です。
一つの流れのイメージとして、段階を踏んで本題に進んでいく場合は次の流れです。
まず導入、どういうことをこれからするのか、サムネイルや題名もありますがもう一回、この動画は何が見どころなのか伝えておくことで、視聴者が集中して見やすくなります。
次に理由づけ、コンセプトとして検証したり、挑戦したり、紹介したりすることを、なぜ動画としているのか視聴者に理解できるようにします。
次に本題、コンセプトの内容をここで表現します。
最後にまとめ、結果どうなったのか、本題を通して伝えたかったことなどをあらためて発信することで、その動画全体の内容を総括します。

二つ目、動画の初めから終わりまで通したイメージを作る。
台本を作る目的である、動画制作全体の作業効率を上げるために必要なのがこのイメージです。
イメージだけだったものを文章にして現実と照らしてみて初めて、「イメージしてたこの部分の理論はムリがある」、ことや「よく考えると矛盾している」、「不自然なことになっている」、といったことに気付くことができます。
逆に言えばこれに気付かないままで進んでしまうとどこかで大きく躓くか動画の完成度が落ちることになります。
例えば、撮影でそういえばこれどうしよう、編集でそういえばこれどうしようと、その場その場で気付いていては動画制作は進みません。
そのため台本の時点で動画の完成形がかなり固まることになりますので、このあとの工程をスムーズに進めるためにもしっかりと台本を練り込みましょう。

・要点・復習

では最後に復習です。今回は「初めての動画台本作りを簡単にするポイント」というテーマでお話してきました。

台本が重要な理由は、企画のコンセプトが視聴者に伝わりやすくなること、そして動画制作全体の作業効率を上げられることです。
そのためのポイントは、企画のコンセプトを伝えられる流れを作る。動画の初めから終わりの隅々までイメージを作る。この二つです。
このポイントを押さえれば、台本作りを簡単にすることができます。

ここまでお疲れ様でした。
ご読了ありがとうございました。

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