こんにちはウサギブラザーズ・クリエイションです。
今回は「漫画は小さく始めなさい」というテーマでお話していきます。
これまで小学校の自由帳からウェブ漫画制作まで大小色々な漫画を制作してきた経験をもとに気付いた漫画制作を形にするための重要な考えです。
ここでは
・漫画制作をこれから始めよう
・漫画制作って難しそうだなぁ
・始めようとして挫折してしまった
という方に向けた記事になっています
結論からお話しすると、それはタイトルのとおり
漫画は小さく始める
ということです、具体的に言えば少ないページ数で収まるストーリーにするということです
なぜ小さく始めるかといえばもちろん途中で挫折して完成しなくなる事態を避けるためです
ストーリーの規模によってどのように完成に影響するか説明していきます
・ストーリーの規模による影響
ストーリーの規模によって完成しなくなるのは次の二つの理由があります
・長いストーリーはその分だけストーリー構成が難しくなるためストーリーをまとめることができずにやる気が減衰していく
・長いストーリーはその長さの分だけ作画の作業が増えるため時間がかり、完成までやる気を持続させることが難しくなる
作画は長くなると長さに応じて等しく作業量が増えますが、ストーリーは長くなるにつれて難易度が指数関数的に上がっていきます
例えば16ページの漫画と32ページの漫画では作画作業は2倍になりますがストーリー構成の難しさは4倍になります
この二つが影響し合って制作は挫折へと向かいます
・完成できる限界ライン
人にはそれぞれやる気と経験による完成できる限界ラインがあります
描こうと思ったときにはやる気に満ちているので壮大な物語を考えてしまいがちですがほぼほぼ途中で力尽きてしまいます
壮大な物語といいますが、何十ページ、何百ページというレベルではありません。最初に描くうえでは4ページでもなかなか形にするのは労力を必要とします。
漫画として最小は4コマ漫画があり、これもまた立派な漫画ですし、4コマで面白い漫画を描くのも中々奥が深いと思いますが、ストーリーという点では異質のものなのでまずは2ページの漫画を描いてみることをおすすめします。
2ページあれば最低限の設定や起承転結も入れてストーリーを構成することができます
実は私個人の限界は長くても1ヶ月でやる気が尽きてしまうので24ページくらいが限界です
長く続けていてもそんなものです
・長編漫画を描きたい場合
そうは言っても自分が描きたいのは2ページとかの短い漫画じゃなくて壮大なストーリーなんだ!
という意見もあるでしょう
漫画を描くときに理想としてイメージするストーリーは単行本が何冊も出るような長編の漫画であって1話読み切りの短編ということは少ないですね
もちろんそうなれば長編漫画を描くことを目指したいと思うでしょうが最初から目指してもほとんどの場合は1話読み切りすらも完成せずに挫折するでしょう
漫画のストーリーは積み重ねて気付いたら長編になるということしか方法はありません
最初に2ページの漫画を描いて、それを繋ぎ合わせてようやく10ページのストーリーになって
8ページの漫画を描けるようになったら、それを繋ぎ合わせてようやく32ページのストーリーになって
短編1本を描けるようになったら、それを繋ぎ合わせてようやく長編のストーリーになっていくというものです
・要点・復習
では最後に復習です。今回は「漫画は小さく始めなさい」というテーマでお話してきました。
・ストーリーは長く壮大なほど挫折に近づく
・まずは描き切れる短さ(2ページ)の漫画を形にすることからスタート
・慣れてきたら少しずつページを増やす
・短いストーリーを積み重ねていずれは長編漫画も描けるようになる
ここまでお疲れ様でした。
ご読了ありがとうございました。
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