動画制作初心者のためのレイヤー構成メイキング

こんにちは創作ウサギブラザーズです。
今回は「動画制作初心者のためのレイヤー構成メイキング」というテーマでお話していきます。

この記事の動画版もあるので、もし良かったらこちらもどうぞ!▼

【初めての動画制作】レイヤー構成メイキング【ゆっくり解説】


みなさんこの記事をご視聴いただいているということは、動画を初めて制作する、もしくは制作してみようかと思っているということでしょう。
初めて動画を作る際には、わからないところを調べながら制作したりするものです。
しかし細かい構成の仕方などは、どうやって作っているのかよくわからない部分もあると思います。
「画面がなんだか寂しい」、「ユーチューバーっぽい編集がしたい」、という気持ちも出てくるでしょう。

私自身は制作本数が20本程度でようやく動画制作に慣れてきたところで、まだ動画制作初心者のころのどうすればいいのかという思いが残っています。
そこでここまで動画制作をしてきて、一定辿り着いたと思う構成の仕方を、実際見ていただきたいと思いました。
この記事をご覧いただければ、動画制作最初の一本を完成させる助けになりますのでご覧ください。

・レイヤーに組み込む素材

まずはレイヤーに組み込む素材としているものを紹介します。
基本的には字幕用テキスト、ゆっくりの立ち絵とボイスの素材、音楽、効果音、画像、動画、スライドです。
まず字幕用テキストは台本としてgoogleドキュメントを使って作成しています。
この台本から動画編集ソフトへ組み込んでいきます。組み込み方は直接コピーして貼り付けることもできます。


次にゆっくりの立ち絵とボイスの素材はゆっくりムービーメーカーを使って、先ほどの台本をワードにコピーしてフレームに収まる量に改行してゆっくりムービーメーカーに組み込んでいきます。ゆっくりムービーメーカーでは、テキストを貼り付けると自動で立ち絵とボイスと字幕が作成されます。


次に音楽と効果音はユーチューブスタジオなどフリー素材の音源を使っています。


次に画像はフリー素材を使用することもありますし、自作したイラストなどを使用することもあります。


次に動画はスマホなどカメラで撮ったデータ、パソコン画面などのスクリーンショットやゲーム画面を録画したもの、フリー素材などを使用しています。


スライドはgoogleスライドを使って作成しています。主には図を使って説明するときの画像として使っています。


これらの素材を作成している台本をもとにして、動画編集に入る前に揃えています。さらに動画編集中にあとから必要であることに気付いたものがあれば、その都度素材を揃えて組み込んでいきます。

・レイヤー構成の仕方

ではここまでに揃えた素材を動画編集で組み込んでいきます。
いつも動画編集する際に制作している画面の構成は、ゆっくりのキャラクターが両端にいるので字幕とメインの画面のサイズをその間の幅に合わせた構成にしています。


このメイン画面は字幕と分けて作らずに全画面サイズにするパターンもありますが、全画面サイズでの制作をする場合も、今回のレイヤー構成を参考にして、画面のサイズを調整していただければと思います。


では、それぞれのレイヤーの内容を説明していきます。
レイヤー1は背景です。フリー素材の動画を使用しています。この素材はサイズが動画の画面と同じだったので拡大縮小などパラメーターは調整はしていませんが、尺が15秒のものだったのでループにチェックを入れています。元が青色だったので色調補正をして自分の動画に合う色に調整しています。


レイヤー2は音楽です。フリー素材の音楽を使用しています。パラメーターはゆっくりボイスや効果音の邪魔にならない程度になるよう音量を調節しています。ここは他の音との兼ね合いなので、カメラで撮った動画の音声と合わせるときなどは、その音量の邪魔にならない程度になるよう、テストしながら音量を調節します。こちらも尺が動画全体には足りないのでループにチェックを入れています。


レイヤー3はメインとしている画面の背景です。メディアオブジェクトの図形を使用しています。四角形に設定してサイズ、縦横比、ライン幅を調整してこの大きさにしています。また、見栄えの調整として背景を透かすために透明度を少しだけ上げています。またアニメーション効果で広がって登場をつけて動画の最初の登場シーンに動きを入れています。


レイヤー4は字幕を入れる画面の背景です。メインと同様にメディアオブジェクトの図形を使用しています。四角形に設定してサイズ、縦横比、ライン幅を調整してこの大きさにしています。背景を透かすために透明度を少しだけ上げています。またアニメーション効果で広がって登場をつけています。


レイヤー5はタイトルの背景です。メインと同様にメディアオブジェクトの図形を使用しています。四角形に設定してサイズ、縦横比、ライン幅を調整してこの大きさにしています。またアニメーション効果で広がって登場をつけています。


レイヤー6はタイトルの文字です。メディアオブジェクトのテキストを使用しています。見栄えの調整として影付き文字を使用して文字は白、影は黒になっています。フォントは可読性を重視してメイリオを使っています。


レイヤー7は効果音です。フリー素材の効果音を使用しています。音楽と同様にゆっくりボイスの邪魔にならない程度になるよう音量を調節しています。入れているところは主要なポイントのテキストや画像を出すタイミングで入れています。


レイヤー8は画像やスライド、動画、テキストなど、セリフの内容に合わせてメイン画面に表示しているものを入れています。


レイヤー9はレイヤー8に重ねて複数の画像やスライド、動画、テキストなどを入れる際に使用しています。動画素材の場合は画像と音声の二段を使用するので、このレイヤー8とレイヤー9を同時に使用します。


レイヤー10はゆっくりボイスを入れています。ゆっくりムービーメーカーで出力したものをそのまま挿入しています。


レイヤー11から14まではゆっくりの立ち絵素材を入れています。レイヤー11と12はゆっくり右で11がメインで12が動きです。レイヤー13と14はゆっくり左で13がメインで14が動きです。


レイヤー15は字幕です。ゆっくりムービーメーカーで出力したものをそのまま挿入しています。


基本的にはここまで説明してきましたパターンで、動画制作のレイヤーは構成しています。このレイヤーの順番は上下で入れ替えたり、混在させたりしても問題なく表示できるものもありますが、レイヤーごとに何を入れるのか明確に決めておくと、編集作業がやりやすくなります。また毎回一つ一つ制作していくのが大変なときには、一度制作したものを使いまわしたりすることもありますが、そのときにもレイヤーをしっかりと分けていた方が再利用がしやすくなります。

・作っていくうちにできるようになる

最後に動画制作をここまでしてきて気付いたことをお伝えします。
それは動画制作は作っていくうちに自分がイメージしているものが作れるようになっていく、ということです。
当たり前のように思われるかもしれませんが、最初に動画制作に手を付け始めたときにはわからなさ過ぎて、このあと動画制作ができるようになっている自分はイメージできませんでした。
最初から完璧に作るのは難しいと分かっていても、このあとも上達するなんてムリなんじゃないかと思えます。


何が最適かもわからない状況であるならば、とりあえず一定満足したところで完成としてしまうのが良いと思います。
作り続けるうちに作れる幅が広がって、気付いたら自分のイメージどおりのものが完成できるようになります。
そのため、できないことに嫌になって動画制作をやめてしまったり、うまくいかない部分に時間をかけ過ぎてしまって制作が進まないことにならないように、完成させることを第一に動画制作を進めていくことが大事です。

・要点・復習

では最後に復習です。今回は「動画制作初心者のためのレイヤー構成メイキング」というテーマでお話してきました。

動画編集にとりかかる前に、動画で使用する素材を揃えることでスムーズに動画編集にとりかかることができます。
動画編集では、レイヤーごとに何を入れるのか明確に決めておくと、編集作業がやりやすくなりますので、今回ご紹介したレイヤー構成のパターンでの制作を試してみてください。

ここまでお疲れ様でした。
ご読了ありがとうございました。

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