【制作アクション】制作をエッセンシャル思考する

こんにちは！ウサギブラザーズ・クリエイションです
今回は「制作をエッセンシャル思考する」というテーマでお話していきます
実用書を制作に活用するシリーズ第７弾です

あれ？何か次男ウサギくんフリーズしてない？

それはかなりのピンチだね
ゲーム制作制作期間が長くなりがちだし、そこでの挫折あるあるだよ
じゃあ…ここはあの思考法で状況を打開してみよう！

そう！今回の制作アクションは「エッセンシャル思考」すること

エッセンシャル思考はシリコンバレーのコンサルティング会社CEOであるグレッグ・マキューンさんが提唱している考え方で
・優先順位の１番にある本質的なことだけに力を注ぐ
そして
・正しいことに力を注ぐことによって大きな効果が得られる
という「より少なく、しかしより良く」という考え方だよ

ある種の努力は他の努力より効果が大きいというパレートの法則を以前紹介しましたが、エッセンシャル思考ではこの考えを取り入れています
様々な些細なことに力を注いでいるとそれぞれ少しずつしか成果が出ないけれど、重要な成果をあげられるものに力を集中すれば大きな成果となります

さて、これをゲーム制作に置き換えて考えてみましょう
今回制作しているゲームは何が最優先のポイントだと思いますか？

いきなり最優先を決めるのって難しいよね
「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」という考え方をしていたのが今までの常識だったんだから
でも限られたリソースしか無いことには変わりないから「全部優先する」というのは「本来の最優先」にかけるリソースを削るということ、トレードオフの関係になっていることを考えれば優先度を見る目も変わってくるんじゃないかな？

取り組むか判断する目安に１００点満点で重要度をつけていくっていう方法があるよ
ゲーム制作なら具体的な作業ごとに点数をつけていってみよう
例えばストーリーなら章ごとに点数をつけていく、システムなら機能ごとに点数をつけていくといったようだね

そうですねその点数の順番が優先順位です
そしてさらに９０点に満たなかったものは取り組むことをやめます

もちろん作品として成立させるために最低限必要な部分もあるでしょうが、基本的には９０点以上の重要度である部分に注力することが作品を「より少なく、しかしより良く」することにつながります
例え制作した時点で気に入っていたものでも、よくできたものでも、本質的に重要でないものなら苦渋の思い出削りましょう

そもそもリソースという限界がある以上は制作においても面白くなると思える要素全てに取り組むことは不可能です
今回も完成困難だった時点でリソースを超えた作業量だった、ということはわかります

そう考えれば完成できる範囲の作業量に合わせてやることを決めなければ完成させることができません
持てるリソースを重要な部分に注ぐということが、作品をより良く完成させるための方法です

今回の内容で参考にしたのは「エッセンシャル思考　最少の時間で成果を最大にする」という実用書です
本書のタイトルのとおり、本当に重要な少数のことに注力することによって、よく良い成果を上げることができるというエッセンシャル思考について紹介されています
エッセンシャル思考した場合と非エッセンシャル思考での行動についてふんだんにエピソードを通じて述べられていて、言葉だけで説明するよりさらに深くエッセンシャル思考を理解できるようになっているので興味のある方は読んでみてください。

では最後に復習です。今回は「制作をエッセンシャル思考する」というテーマでお話してきました。